ブログ収益化が難しいのはなぜか【人がお金を払うところを理解する】

資料参考:NPO法人アフィリエイトマーケティング協会

ブログを収益化できていない人の割合は非常に高く、1ヶ月間の収益が0円(無収入)の人は約3割にもなります。

もう少し広げて見ても、約6割の人が1万円も収益を得られていないという厳しい状況がレポートされています。

ブログ収入だけで生活しようと思ったら、東京区内の場合は1ヶ月20万円がカツカツの最低ライン。これが可能なのは上位14.5%のアフィリエイターだけということになります。

「ブログを書けばお金になります。」「ブログで副収入を得ませんか。」こんなあおるような広告や宣伝文句をチラチラ目にします。しかし、ブログを始めてもほとんどの人が収益化できないのが現実です。

ブログの収益化はなぜこんなに難しいのか。

この記事では、ブログを始めて試行錯誤の2年を経てなんとか上位14.5%に食い込んだ自身の経験をもとに、ブログの収益化が難しい原因と対策を解説します。

ブログ収益化が難しい理由

資料参考:NPO法人アフィリエイトマーケティング協会

もうひとつ。ブログを何年続けているかというレポートです。約4割の人が1年未満となっています。

このレポートから、過半数が2~3年でブログを辞めていき、そこにまた新規参入者が入れ替わりしているブログ界の様子が見えてきます。

ブログで収益を得たいと思って始めてみるものの、多くの人が収益化を断念して去っていきます。

これほどブログの収益化が難しい理由は、人がお金を払うところを理解できていないことに原因があるように感じます。

私がそうだったからです。

  • ジャンルを間違えている:人がお金を払うジャンルは決まっている。
  • ターゲットを間違えている:狙う層をまちがえるとお金にならない。
  • アドセンスに頼っている:アドセンスよりアフィリエイトのほうがお金になる。

ジャンルを間違えている

ブログを始めるうえで、稼げるジャンルを見極めるのは最初期の最重要課題です。

そもそもお金にならないジャンルに挑んでしまうと、収益化が非常に難しくなります。

実は、収益化できるジャンルはある程度決まっています。ASPで扱われる広告を分析してみると、景気のよいジャンルが見えてきます。

  • 結婚相談所
  • カードローン・キャッシング
  • 光回線・モバイルWiFi
  • パーソナルジム・ダイエットジム
  • 英会話・TOEIC
  • FX口座開設
  • 薄毛・育毛・AGA
  • 美容・脱毛・化粧品

お金や生活向上にかかわる悩み、お金を払ってでも解決したい不安・コンプレックスがずらっと並んでいます。

つまり、悩みあるところに人はお金を払うということがわかります。悩みや不安・コンプレックスを解決する商品が紹介されていれば、その商品広告をクリックするのは自然なことです。

これらのジャンルから1つを選び、そのジャンルに絞って記事を投稿していくことが収益化への近道になります。

私がブログを始めたとき、ジャンルの見極めをおろそかにしてしまいました。自分の書けることをとにかく書いて投稿していたからです。結果的にジャンルがバラバラのブログになり、まったく収益化できませんでした。このブログは、結局すべての記事を削除することになりました。約3ヶ月を無駄にした苦い経験でした。

人がお金を払うジャンルで悩みや不安を解決する商品の広告を貼ること。

ターゲットを間違えている

多くの人に記事を読んでもらうためには、人口の多いところをターゲットに記事を書く必要があります。

もっとも人口が多いのは未経験者です。未経験者の層というのは裾野が広く、人口が多いです。未経験者で、これから行動を起こしたい人をターゲットにすると、収益化への間口を広くとることができます。

たとえば、これから婚活しようとしてる人へのアドバイスを書いて結婚相談所の広告を貼る。

たとえば、これから英会話を始めようとしてる人へのアドバイスを書いて英会話スクールの広告を貼る。

逆に、中級者・上級者に向けて記事を書いても、そもそも人口が少なく売るものが無いので収益化が難しいです。

収益化できる記事とは、すなわち、これからお金を払う人が多く内在する未経験者の層をターゲットにしている記事ということになります。

ブログを始めたばかりの頃は、経験したことや体験談を記事にしがちです。書きやすくてネタ切れしにくいからです。しかし、本当にそこに収益につながるニーズがあるかどうかをしっかり考える必要があります。人がお金を払うところは未経験・未体験の段階にります。

お金を払う人口が多い未経験者の層をターゲットにして記事を書くこと。

アドセンスに頼っている

ブログを十分な収益源とするために欠かせないのが、広告の選別です。広告には主に2種類があります。

  • アドセンス:Googleが提供する自動広告。ユーザーのニーズに合った広告を自動表示する。
  • アフィリエイト:ASPが扱う広告。ブログ運営者が自分で広告を探して記事内に設置する。

アドセンスも広義ではアフィリエイトです。ただし、ここで説明するアドセンスとは、Googleアドセンスとします。

アドセンスは、クリック報酬型の広告です。記事内のアドセンス広告を読者がクリックすると、1クリックにつき数円の報酬が発生します。PV(ページビュー)数が多ければアドセンスだけで収益化することができます。

アフィリエイトは、成果報酬型の広告です。記事内のアフィリエイト広告を読者がクリックして商品ページへ行き契約に至ると報酬が発生します。PV数に関係なく報酬が発生する可能性があり、その報酬単価は数千円~数万円と高額です。ただし、広告をクリックして契約に至るまでの導線を設計できなければ収益化できません。

アドセンスは最低でも数十万の月間PV数を必要とする点で収益化が難しく、アフィリエイトは広告クリックから契約に至る導線設計を必要とする点で収益化を難しくしています。

人がお金を払うまでの導線を上手に設計できるかどうかがブログで収益化する鍵です。この鍵を手に入れたのが上位14.5%のアフィリエイターです。

収益化できていないブログのほとんどがアドセンスに頼っているブログです。月間数十万ものPV数を集めるためには相当な記事が必要になり、執筆に膨大な時間がかかります。私はそれが嫌なので、少ない記事で収益化できるアフィリエイトを選びました。ただし、広告クリックから契約に至るまでの導線設計にいつも苦しめられているのは事実です。

人がお金を払うまでの導線設計をしてアフィリエイトで収益化すること。

まとめ

  • ブログを収益化できていない人の割合は非常に高い。1ヶ月間の収益が1万円未満の人は全体の約6割。
  • 過半数が2~3年でブログを辞めていき、そこにまた新規参入者が入れ替わりしている。
  • ブログ収益化が難しい理由は、人がお金を払うところを理解できていないことが原因でもある。
  • 収益化するには、人がお金を払うジャンルを選び、未経験者をターゲットに記事を書き、アフィリエイトの導線設計をする。

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